安全書類での高齢者とはいくつから?

実は高齢者がいくつからか、という明確な定義はありません。

 

日本老年学会では75歳以上を高齢者としていますが、

 

世界保健機関(WHO)では65歳以上を高齢者としています。

 

 

建設現場での高齢者

 

建設現場でも急速に高齢化が進んでしいます。

 

現場での災害事例を見ると若年労働者に比べ

 

50歳以上の労働者の事故が大半を占めています。

 

この年齢になると体力、視力、思考力が衰え始め

 

今まで出来ていた事が出来なくなってきます。

 

体力が衰えることで物を持った時に腰を痛めたり、

 

つまづきやすくなったり、転んだ拍子に捻挫や骨折といった

 

怪我をする事が多くなってきます。

 

老化により体がいうことをきかなくなり思い通りの

 

仕事が出来なくなります。

 

 

 

高齢者の安全意識はどうなの?

 

また、思考力の衰えは作業を共にする者にとっては

 

不安な状況と言えます。

 

誤った行動をしたり、判断が遅れることで災害にも

 

繋がりかねません。

 

それと体力、思考力の低下は作業の進捗や品質にも

 

大きく関わったりもするので致命的な事と言えます。

 

多くの高齢者の考えでは年をとっても災害に遭わないと

 

思い込んでいる人がいますが、それとは反対に災害に

 

繋がっています。

 

高齢者は経験を積んできたぶん、自意識過剰であり

 

安全への認識力が低いと言えます。

 

 

高齢者の災害を分析すると

 

高齢者の災害を分析すると転倒、挟まれ、転落、墜落といった

 

災害が多くなっています。

 

これらの原因は体力や判断力、認識力の低下になります。

 

現場にとってはベテランと呼ばれる要因は貴重な存在であり

 

大切ですが、安全を考えるとなると高齢者には

 

危険だと判断する作業はさせられません。

 

作業力、思考力などを考慮し

 

作業に支障がでない年齢となると60歳を基準とするのが

 

妥当だと考えます。



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